ジェンサン2日目 [フィリピン ジェンサン]
翌朝、起き、ホテルのレストランはパスして街に出る。トロトロで食事62ペソ=130円くらい。
これでも周りの人と比べると1品多い。だから100円以下で、朝昼晩食事をしている感じだ。フィリピンのお米でも、炊きたてはやはりうまい。
ジェンサンでの2日目は、知り合いの家を訪ねることにしていた。
書いて貰っていた住所を頼りにトライシクルで行った。100ペソ=200円。容易に行けると言っていたけど、おおざっぱな住所だから地元の人にしか分からないよねえ。
家を訪ねると、なんと20人くらいも大集合して、歓待をしてくれていた。
というよりも、むしろ動物園の中の猿状態!日本から来た奴をひとめ見たい!って感じだろう。
でも、みんなニコニコして、親切に振る舞ってくれた。最初は扇風機の風を優先的に向けてくれるし、その後停電してからは、2,3人が代わる代わる何かの商品の箱を団扇代わりにして、風を送ってくれていた。親戚とか隣近所の人とか、もう大変だ。
早めに始まったランチも、まぐろの焼いたもの。かなり大雑把だけど、ご馳走だろう。それと生のまぐろ、解凍したものだけど、これも値段は高いだろう?それとご飯だけだけど、精一杯にもてなしてくれた。
日本からまぐろ目当てで持ってきた、しょうゆとわさびで食べた。けど、冷凍・解凍の技術の問題で、それ程美味くない。メバチマグロだった。日本のスーパーでは巧く解凍し、見栄え良く売るものだろうけどね。せっかくの刺身だけど、大雑把。
食事が終わった頃には、停電だ。落胆の声と共に、電気なし!でも慣れっこだからね。
小さい子供が興味津々でなついてくる。だから、1000ペソ(ここの家長の月収の2日分の収入に相当するし、一般工員の1週間分にもなる)を渡し、デザートにアイスクリームをこちらが振る舞うことにした。そしたら、見事に980ペソも買ってきた。笑。でも、みんなが競ってアイスクリームを食べ、さらに笑顔が拡大した。
午後3時くらいには停電が終了。
送電開始されてからはカラオケ大会。
カラオケ店は周囲に無いという。なぜなら、こんな感じの大音量のカラオケ設備をすべての家が持っているからだという。笑。電気の来ているうちにとカラオケ大会が開始された。フィリピン人はみな歌が上手いね。毎日家で歌っているからね。
カラオケ大会の主役は、大人の男性。でっかい1㍑便の強いビール:レッドホースを買ってきて、1つのコップで回しのみ。客人であるabozoにはちゃんとコップがあって、氷を都度入れてくれた。精一杯のもてなしだ。
ビールも足りなくなって来たので、またお金を出してあげて、追加した。皆喜んでいる。何をするにもお金が足りなく、その中で精一杯の持てなしをしてくれる。
その間、子供達は、食事の後片付けや、皿を洗ったりと、手伝っていた。ゲームとかないし、することないから、必然的に手伝いを積極的にする。
そして2時間後、また停電。自然とカラオケ大会は終了。
今度は、子供達と周囲を見に、散歩しに行くことに。途中でバスケットボールをしたり、歌を唄いながら、手をつないで仲良く散歩。ご近所からも、日本人だ!と声がかかるし、どこに行っても、目立つ存在だ。でかいしね。
夕方になって、お暇することに。別れは辛いけど、楽しかったねえ。
質素、というより貧困だけど、皆明るくて、精一杯楽しんでいる。停電は当たり前だし、家もまだ完成していなく、造っている途中だからね。水道は払えなくて、途中で水道管が繋がっていないという。だからタンク単位で給水してもらう。1回100円くらいで、200㍑くらいかな?炊事もお風呂も、トイレもとても不便だけど、仕方ない。お金が無いからね。と笑っている。
ホテルに戻ってくると、古いちょっとへんてこなホテルだけど、一応地元ではそれなりのホテル。さっきまで居た家に比べると、やはり雲泥の差だ。エアコンは効いているし、お湯のシャワーもしっかりと出るしね。停電はもちろん無い。あるけど、自家発電が稼働するから、停電しない。
日本じゃ当たり前のことだけど、さっきまでの家との落差を感じつつ、日々の暮らしに感謝した。また、なんとか支援をしてあげられないかとも思うけど、大火に水鉄砲って感じだねえ。
その日の夜は、中流層のモールへ行き、ビールと飲茶。こういうのも平気で支払える人々は当然居る。格差を感じざるを得ない。でも現実。
高いサンダル:クロックスを購入した。2500ペソ=5000円強だ。お店のスタッフは喜んで記念撮影!(^^)/
たこやきならぬ、Takuyaki。たこ入ってないしね。3個で18ペソ=40円弱。たこなし、野菜が目立つ食感の、味はたこ焼き。簡単なおやつって感じだね。
外には、焼き鳥の屋台!も出没。
やはり、早めに寝た。
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